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朝陽が筑波大学に合格した。

理工学部　化学類。３５人しか受からない狭き門だ。

センター試験に失敗して、第一希望の東北大学は諦めざるをえなかったけれど、筑波大学合格はりっぱだと思う。

栃木高校の授業についていくため、好きなテニス部も辞め、この3年間一生懸命に勉強してきた。

テレビなんかほとんど見なかったよな。

ご飯を食べるときくらいしか話す機会がなかったけれど、それだけ必死だったのだと思う。

ばあちゃんが入院してばたばたしている私たちにとって、次々と届く私立大学の合格の報は、俺たち夫婦にたくさんの元気をくれたよ。

ありがとうな、そして本当に合格おめでとう。

 

 

朝陽が３年間学んだ栃木高校の卒業式。

息子にとって男ばかりで過ごした３年間は、どんな思い出が残っただろうか。

県南の雄といわれる高校で、様々な個性を持つ同級生たち。

これから世界中に散らばっていく彼らは、息子にとってなにものにも代えがたい財産となることだろう。

息子には、そんな彼らに負けないように、これからの長い人生、大きな夢をもって自分らしく生きていってほしいと思う。

頑張れ、朝陽。

 

朝陽の受験も昨日で終わり、夫婦で夜会に出かける。

母が入院中のため、泊まりというわけにはいかないが、息子とともに大学受験を頑張ってきた妻の一時の気分転換になればと思う。

北海道の山深い地に立つクラシックホテルの女将(中島みゆき）を中心に愛憎の舞台が幕を開ける・・。

いやー楽しかった。

みゆきさんの歌唱力、圧巻です。

 

就学旅行先での「英語で話しかけよう」、「頑張りカード」、親との会話を重視する「感動したことを伝えよう」などなど、斎藤校長先生の学校運営には、より多くのコミュニケーションからいろいろなことを学ばせるという姿勢が伝わってきた。

また、隣接する特別養護老人ホーム「幸寿園」との交流から、子どもたちが小さいうちから認知症を学び、歳をとるということを理解し、老いた者にやさしくすることで得られる喜びを体験することは、またとない得難い体験なのだと言う。

「隣にこういった施設があることにとても感謝している」との斎藤校長先生の言葉がとても印象に残った。